2011年9月29日木曜日

商品の企画開発

夏休みの遊び疲れが出てきたのか長男が肺炎で入院してしまい、ドタバタの毎日を送っています。始めたばかりのブログがさっそく滞ってしまいました。

会社の方は今、商品開発の佳境を迎えています。
えっ、商品開発?
自分を知っている人ならば、何かのプログラム?と思うかもしれません。確かに自社企画のプログラム開発も行っているのですが、今回はちょっとびっくり、布製グッズなのです。専門外ですが、ワクワクしていて果敢にチャレンジしています。
(プログラム企画も後日紹介しますね。)

布製グッズって何?と思うことでしょう。簡単に説明すると、寒い時パソコン使用時に使う防寒用のミトンです。以上…ってことなのですが、それでもよくわかりませんよね。

冬にパソコンを操作していて手が冷えてしかたがないという経験をお持ちの方は多いと思います。気にならないのなら手袋を使えばいいし、パソコン用の指先が露出する(ちょっとアレな)手袋を使ってもいいでしょう。でも右手の場合はマウスの操作するためになかなか手袋を装着というわけにはいきません。とくにデザイナーの方やCADを操作する方などにとっては指先や手の平を含む手全体の感覚に頼った操作は絶対に必要なものですよね。手袋をつけようなんて考えたことがないかもしれません。OLさんにとってもマウスを操作する右手は防寒の鬼門。これまでなかなかいい方法がありませんでした。

そこで、パキッと閃光が走りアイデアが浮かんだOLさんがいました。縫製を専門に勉強した経験があったので、閃いたそのままを試作として作り会社に持って来ました。7月のある日のことです。
これが意外といけるのではないかということで、早々と社内プロジェクトに昇格させた次第なのです。

概ね、8月は特許を取るための動きをし、9月になって製造の手配を行っています。10月は本生産とマーケティングの動きになると思います。
(ミトンだけだと冬だけしか売れないので、他の商品の販売も同時に行おうと動いています。色々な動きが並行して走っていて、なかなか大変な時期でもあるわけです。)

自分としては、いかに売るかということに注力し、それをノウハウを広めていくことが出来れ理想的だなと考えています。成功すれば、先のブログで書いた実績を持ってコンサルティングを行うことにもつながります。でも、先のことばかり考えるのが自分の悪い癖なので、まずは目の前のものを売ること(売るためのマーケティング)に集中しようと思っています。

とりあえず、ブランドとロゴを決めました。


ブランド名は、re.Tree(リ・トゥリー)。自然に回帰するようなイメージを持っています。自然の中の人間であり、自然の中の商品。ナチュラル素材原理主義ではありませんが、自然との調和には常に意識を持っていたいという気持ちを込めました。
(商品のブランドにするにはどうかと思いますが、めったにない機会ですので、自己表現の場としてしまいました。)

全くゼロから商品の企画を行い、製造、販売と全てを行なうことなります。
売れるかどうかはわかりません。ポイントはどこまで知ってもらえるかだと思っています。売れる確率を上げるために色々なことにチャレンジしようと思っています。


2011年9月21日水曜日

なんだかむず痒いコンサルタントという響き。それならどうする?

今はなくなりましたが、数年前までは先物取引などの勧誘電話がよくかかっていました。
そんなもん儲かるのなら自分でやれば?という気がしたものです。
コンサルティングもそれに近いものがあると思います。もちろん、一括りにするのは難しいと思いますが…

めったに遭遇しないビッグイベント(=お金がかかること)には、コンサルティング業が成り立つと思います。コンサルタントに間に入ってもらうことで、安心できますし余計なお金を遣うことが少なくなる(と思う)。

人生のビッグイベントといえば不動産購入が思い浮かびます。不動産を売る時は複数の相手に打診をすればいいのでまだやり安いと思いますが、買う時が問題です。相手は百戦錬磨の不動産会社のプロの場合が多く、はじめての人が交渉で良い条件を引き出すのは至難の業だと思います。
そんな時に、買い手側に立つエージェントがいれば心強いもの。長らく不動産業界は、売り手や貸し手(不動産所有者)が強く不動産会社もそちらになびいてきたのだと思いますが、最近になって買い手や借り手の代理人を務める会社が増えてきているようです。良いことだと思います。ニーズはあると思いますし、実績を積み重ね信頼を築くことができるいいコンサルティング分野だと思います。(コンサルティングとは少し異なるかもしれませんが、慣れない人に対して価値のあるアドバイスをするという意味では同じでしょう。)

つまるところコンサルティングが期待されているところは、それによりお金を節約することができるか、儲けることができるか、なんだろうと思います。つまり、相手の利益を最大化できる人が優秀なコンサルタントだということ。
先義後利は商売の本質だと思いますし、利他主義は黄金律として宗教や成功法則で唱えられているものです。本来コンサルティングは魅力があり、実績を積むことで揺るぎない信頼を勝ち得ていくことができる、とてもやりがいがある業種なんだと思います。

ただ、コンサルタントを名乗りたいかどうかと問われれば、微妙なところですね。自分が気にし過ぎているだけかもしれませんが、コンサルタント=自らの売り込みに長けた人、のような図式ができてしまってあまり良いイメージがありません。もちろん自らの売り込みは必要な時代ですが、それが行き過ぎたイメージでしょうか。

#ここまで書いてきて気がついたのですが、コンサルティングをやりたいけれども名乗りたくない気持ちは、裏方に徹してきた自分(と会社)が自分アピールの時代にうろたえていることの表れなのかもしれません。

今、自分が感じているのは、コンサルタントを名乗るには自社で実績を挙げなければいけないということ。回りくどいようですが、成功法則のおすそ分けというノリなら、胡散臭さを感じずに純粋な利他の気持ちで積極的になれると思うのです。

先物取引の営業マンが「儲かって、儲かって仕方がありません。特別にあなたにも秘密を教えましょうか?」と電話してきたなら聞く耳を持ったかもしれません。相手の立場になってものを考えることができたら自ずとそうなるわけです。なので、まずは実績。自分が考えているコンサルティングの世界は、ネットを活用して、まっとうに売上を上げていくビジネスの世界のことなので、まずは自社で商品販売を行おうと考えに至ったのです。

今の時代、ネットで何かを始めるにしても片手間では済まないことは重々承知しています。しかも超後発参入。SEOについても小手先のことが通用しなくなってきました。SEOキッズと検索エンジンの戦いは検索エンジン側が勝利し、真のコンテンツの時代になってきているのだと思います。考えてみれば、まっとうな世の中に近づいているのだということ。まっとうな世の中ではまっとうな努力が必要とされますが、その覚悟をし、実践をし、後になってこの道を通るのが一番良かったねと言えるような経験を、他に広めることが出来ればと思っています。

なんだかつまらない文章になってしまいましたが。このブログが人の目に触れるのはずっと後のことにあると思いますので、たらたらと思ったところを綴ってみました。


2011年9月20日火曜日

ブログを始めます

津上正晃のブログをはじめます。
まずは自己紹介から…
福岡県北九州市の八幡(新日鉄八幡がある地)で、Webシステム開発会社を営んでいます。
会社をやっているといっても細々としたもので、生来の控えめな性格(?)からか、地元の限られた需要を奪い合うような商売スタイルに興味がわかず、紹介で広がってきたお客様を相手に地元密着で10年以上仕事を続けています。

仕事の内容には二面性があって、技術志向の技術的な開発を得意にするとともに、顧客のビジネスをサポートするサイト制作(でも技術は必要ない)を得意としてきました。
どちらも好きな分野なのです。

つまり、
(1)Webの可能性を広げる開発
(2)客先のビジネスを拡大するサイト制作
ですね。

これはこれでうまくいっていました。
最近はどうかといえば、(1)はここ北九州では随分と少なくなってきたように思います。
一昔前は、Yahooや楽天を目指す!といえばちょっと大げさですが、Yahoo、楽天でないにしても特定分野のトップを目指すといったプロジェクトが少なからずあったように思うのです。自分も九州トップを目指す就職サイトに携わることができ、楽しくそして厳しい経験をさせてもらいました。
しかしながら、今Facebookを目指すという話は耳にしません。逆に、Facebookをどう活かすかという話ばかりです。プラットフォームを取れば勝ちというビジネスモデルをAppleが証明してから、プラットフォームサイトのプラットフォーム機能は他の追随を許さないためか高度になってきているように思います。APIを提供するのがあたりまえですし、専用アプリ市場も出来上がっています。プラットフォームが既に築かれた分野では、そのプラットフォームを活かす方に皆さん興味が向いてしまうようです。

では、(2)の分野はどうでしょう。ここで、単にホームページ制作と書かずに「客先のビジネスを拡大するサイト制作」と書いた理由を説明しておきます。
仕事の話のきっかけはあくまでも「ホームページ制作」です。しかし、自分は「ビジネスを拡大する」提案をするように心がけています。単価が下がったとはいえお金をかかけてサイトをつくろうという企業は投資する以上の見返りを期待しているものです。その期待に見合う企画を考え、提案するのはあたりまえと思ってやって来ました。
それなら、コンサルティングを看板として掲げれば良いのですが、コンサルティングの持つ響きは誰しもが憧れる高度なサービス業のようなイメージがある反面、胡散臭い人たちがよく使う肩書きでもあります。実際ウェブの世界でもその傾向はあるように思いますので、敢えてコンサルティングという言葉は使って来ませんでした。
ですので、きっかけは「ホームページ制作」からなのです。これは商売としては魅力が薄い分野になってきているのは、ウェブ業界に携わる人なら誰しもが感じていることだと思います。

ということで、会社としての転換期であることを感じているわけなのです。

といっても、まるっきり新しい分野に挑戦というわけではなく(傍から見るとそう思えることをやろうとしていますが…)、あくまでも、(1)の技術のエッセンス、(2)のマーケティング・コンサルティングのエッセンスを生かしたビジネスを角度を変えて取り組もうと思っているわけです。

そんなこんなで情報を発信の手段を持たないといけないなぁというのが、あらためてブログをやろうかと思った経緯です。

ブログは、MovableType ver2の頃だったかと思いますが、知人から紹介されてずっと身近なものとして、提案をし、自分でもかじってきましたが、今回は署名ブログとして、新たに情報発信をしようと思っています。

ソーシャルネット花ざかりの今、あえてブログしかもBloggerというのが外しすぎているのではないかという自覚はあるのですが、文章に起こすことの力を信じ少しまじめに取り組んでみたいと思っています。